【書籍紹介】アドバンスト・マラソントレーニング
今回はおすすめのランニング本について書いていこうと思います。
僕はトレーニングバイブルとして「リディアードのランニング バイブル」、「ダニエルズのランニングフォーミュラ」、「アドバンストマラソントレーニング」の3冊を参考にしています。
「リディアードのランニングバイブル」と「ダニエルズのランニングフォーミュラ」はよく書店で見かけるので読んだことのある方は多いと思います。
ということで「アドバンスト・マラソントレーニング」をご紹介します。
マラソンに必要な知識やトレーニングが理論的にわかりやすく書いてあります。
ただ、初心者向けの本ではないと思います。ある程度ランニングの習慣ができていて、これからマラソンで記録を向上していきたいランナー向けです。
○栄養摂取が詳しい
鉄や糖質の重要性やカフェインやアルコールとの付き合い方が詳しく書いてあります
○回復について詳しい
2日連続でハードトレーニングするバックトゥバック(=セット練習)やロング走なら次のロング走まで4日休息が必要など、トレーニングと回復のバランスが詳細に書かれています。
○補強トレーニングの種類が多い
柔軟性、体幹、筋トレが写真付きで具体的に20種類ぐらい紹介されています。
○テーパリングについて書かれている
テーパリング(疲労抜き)について、効果や基本原則、期間などわかりやすく書かれています。
紹介されているランニングメニュー
○ロング走
26km以上の距離を走る。ペースはマラソンのレースペースより10〜20%遅くする。
○ミディアムロング走
18〜24kmぐらいの距離を走る。ペースはロング走と同じ。
○マラソンペース走
はじめはゆったりと走り、終盤をマラソンレースペースで走るようにする。
○有酸素走
16kmまでの頑張りすぎないランニング。標準的なランニング。マラソンレースペースより15〜25%遅くする。
○LT走
LTペースで20分間走るテンポ走。ペースはハーフマラソンのレースペースに一致する。
○回復走
短い距離でリラックスして行うランニング。
○VO2maxインターバル
距離は600〜1600mの範囲で行う。ペースは5kmのレースペースで走る。
○スピード走
50〜150mを繰り返し走る
だいぶ省いていますが、超簡単に書くと上のような内容が書いてあります。
ちゃんと具体的な練習スケジュールも書いてあります。
練習ペースについては「ダニエルズのランニングフォーミュラ」ほど詳しく書かれていないので、「ダニエルズのランニングフォーミュラ」と内容を補い合う形で読むのがいいと思います。
「マラソンで記録を狙うのにまず買った方がいい本は?」と聞かれたら、僕は迷わず
「ダニエルズのランニングフォーミュラ」
と答えます。
この2冊があれば知識と理論を身に付けながら、効率の良いマラソントレーニングができると思います。
アドバンスト・マラソントレーニングはインターネットでしか売っているのを見たことないので、パラパラと立ち読みできませんが買って損はない1冊です。